携帯基地局用電磁波測定器

近年携帯電話やスマートフォンの普及に伴い、各地で携帯電話基地局が次々に増設されています。携帯電話基地局アンテナからは、24時間365日絶え間なく700MHz~ 2.7GHzの高周波電磁波が放出されています。5G(第5世代移動通信システム)では、6GHz以下(Sub6)の3.7GHzおよび4.5GHzと、28 GHz帯が使われ、 広帯域な高周波数を利用しています。

今のところ、電磁波が人体に及ぼす影響については医学的に因果関係が証明されていないというのが一般的な考え方です。
「携帯電話基地局の電磁波は身体に悪影響を及ぼす恐れがある」ことを懸念して、電磁波に過敏なかたは対策をとっています。

常時携帯電話を使用している側にできる脳腫瘍の確率は2.4倍という報告もあり、ヨーロッパ各国では「16歳未満の子供・妊婦は携帯電話を控えるべき」との勧告が出されています。

発ガン性の恐れも・・・。

2011年5月31日、WHO(世界保健機構)の専門機関である国際がん研究機関(IARC)は、携帯電話などから発生する高周波の電磁波について「発がん性の恐れあり」という評価結果を発表しました。これは、5月24日から31日までフランスのリヨンで開催した評価会議の結果によるもので、世界14カ国 31人の専門家が集まり8日間の協議のうえ出した結論です。

現在の総務省の電磁波予防ガイドラインは、電磁波による発ガン性を考慮せずに定められています。したがって、基準値以下だからといって必ずしも安全とは言いきれません。電磁波の影響から身を守るためにも、まずは継続的に電磁波の測定を行い、現在の電磁波環境を正しく把握することが重要です。

測定器を選ぶポイント

多くの電磁波測定器が販売されていますが、電磁波を測定できればどんなものでも良いというわけではありません。測定用途に合った測定器を選ぶことは重要です。携帯基地局からの電磁波強度を誤差をできるだけ減らして測定するには以下の条件に合った測定器を購入するのが良いと当社は思います。「安価だから・・・」「幅広い周波数帯を測定できるから・・・」と安易に購入を決めて後悔してしまうことのないように、正しい判断基準を知っておきましょう。下記の選択ポイントは重要です。

700MHz以上の電磁波のみを測定

携帯電話基地局からの電磁波を正確に測定するには、700MHz以上のみを測定できる測定器を使用する必要があります。なぜなら、700MHz以下の高周波電磁波にはFM放送・緊急無線などの身体に影響が少ない電磁波が多く存在しているからです。市場に多く出回っている電磁波測定器では、身体に影響の少ない700MHz以下の電磁波にまで反応してしまい、身体に悪影響を与える恐れのある電磁波を正確に測定することができません。

電磁波の方向を確認できる指向性アンテナを搭載

携帯電話基地局や携帯電話などに使用されている電磁波は、直進性が強く、また電界強度など瞬時に変動するなどの特性を持っている為、電磁波発生源・電界強度を正確に把握するのは困難です。このような電磁波測定には指向性のあるアンテナを装備した電磁波測定器が適しています。多くの測定器は、指向性のない全方向性アンテナ(丸いアンテナがついていたり、アンテナが外から見えないタイプ)使用の為、伝播方向も把握できません。高周波電磁波伝播方向および数値を正しく測定・把握するためには指向性のある対数周期型アンテナをお勧めします。

国の機関や民間研究機関でも採用! 携帯基地局から放射される電磁波測定に最適な測定器

当社で販売しているGigahertzSolutions(ギガヘルツソリューション)社製HFシリーズは、上記2つのポイントを全てクリア。国の機関や民間研究機関・大学・大手電機メーカーでも使用されており、多くの測定実績をあげています。携帯基地局からの電磁波はもちろん、外部から伝播する高周波電磁波や隣の家からの高周波電磁波、室内で使用している電子レンジ・無線LAN・デジタルコードレス電話機などからの電磁波の伝播方向・強度の測定にも対応しています

※GigahertzSolutions社は、電磁波公害などの電磁波環境計測に特化したドイツの電磁波測定器メーカーです。当社はGigahertzSolutions社と独占輸入販売契約を締結。日本国内における総発売元として電磁波測定器を販売代理店・企業様や一般のお客様に販売しています。

帯域別にみたギガヘルツソリューションズ社の測定器エントリーモデル

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スタンダードプラン HF32D 商品詳細を見る
キャリングケース付 HF38B 商品詳細を見る
キャリングケース付 HFE35C 商品詳細を見る  
キャリングケース付HF59B 商品詳細を見る
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お寄せいただくご質問をまとめました

電磁波測定器は誰でも簡単に扱えますか?

取扱説明書付きで操作は簡単です。万が一、使用方法など不明な点がある場合は、当社が責任を持って使用説明などを丁寧にご説明します。高価な精密機器ですので、お客様が最大限当社の電磁波測定器を活用していただけるように、販売後の技術サポートなどを含め万全のサービスを提供いたします。

携帯電話基地局からの電磁波の安全規制値やガイドラインは
あるのでしょうか?

世界各国や国際機関などが施行している『携帯電話基地局からの電磁波電磁波強度(電力密度)放射ガイドライン』または『規制値』は、一般的には人体安全の立場より企業側に立った緩やかなガイドラインまたは規制値 です。そのため、電磁波の安全規制値より実測値が低いからと言って必ずしも安全であるとは限りません。
一般的に日本を含めてた先進国では、経済の発展を優先的に進めるため電磁波の規制には後ろ向きですが、スイスやオーストリア、ザルツブルグ市のように厳しい規制が施行されている所もあります。オーストリア、ザルスブルグ市では、屋外で10μW/m2(日本の規制値の100万分の 1)、室内では1μW/m2(日本の規制値の1000万分の1)と非常に厳しい数値です。

製品の保証期間はどのくらいですか?

通常、電磁波測定器の保証期間は1年が一般的ですが、当社で販売しているギガヘルツソリューションズ社製測定器は全て2年間の長期保証が付きます。販売している電磁波測定器に自信を持っているからこそです。

購入する 充実のアフターフォローで購入後も安心! 当社で販売している測定器は 安心の2年保証付きです。