電磁波シールド材・シールド生地
電波吸収シート<<【RN120】(MPN:RN120)
高周波電磁波を吸収できるシールドクロス。電磁波の乱反射を防ぎ低減します。
数量1で長さ1メートル
数量2で長さ2メートル
長さ2メートルを2枚ご購入の場合は、数量2の注文を2回いれてくださいますようおねがいします。
RN120 仕様・特徴
- 高周波遮蔽率:99.5%~99.97%(0.2MHZ~10GHz)
- 材質/組成:カーボン90% 、ポリマーバインダー10%
- 幅:1.2メートル
- 長さ:数量1で長さ1メートル、数量2で長さ2メートル
- 重量:約34g/㎡
- 厚さ:0.445mm
- 色:黒
- 加工・敷設簡単
- クロス両面はラミネート加工処理済【帯電無:クロス本体(抵抗<3オーム/□ )に両面ラミネート加工しているため電気を通しません。】
- アース(接地):不要
注)本商品の炭素繊維はアクリル繊維を使った炭素繊維(polyacrylonitrile)です。炭素繊維の単繊維は太さは6µmを超えており、ナノマテリアルではありません。無害(non-hazardous)ですが、大量に扱う場合には、製品の切断または機械的処理によって生成される粉塵(こまかい炭素繊維)に注意してください。施工にあたっては、防塵マスク、保護メガネ/ゴーグル(目を保護)、防護服(首と手首にゆるくフィットするオーバーオールにより皮膚を保護)、使い捨てのビニール手袋(手を保護)、換気、集塵機等の粉塵対策をお勧めします。
※商品の輸送中、シート上に折り目が付く場合がございます。但し、シールド効果には影響ありません。不良品ではありませんのでご注意お願いします。
Point
〇高周波電磁波(電波)を「吸収」できるシールドクロス。
ほとんどの電磁波シールド材やシールド生地は「反射」により強度を低減しますがこの商品は、 『反射』ではなく『吸収(熱に変換する)』ことにより電波強度を低減します。
本商品施工により、高周波電磁波(マイクロ波)の「乱反射」や「強度増幅」のリスクを防止できます。アース不要。
(ただし、低周波電磁波の低減はできません。本商品は表面にラミネート加工しています。)

広帯域でのシールド試験結果(第三者機関によらない、試験環境ではない測定室での測定結果)

Story
高周波電磁波(電波)を『吸収』するシールドクロス
この製品の特長は、何といっても、「吸収」です。
この商品がユニークなのは、高周波電磁波を、「反射」せず、「熱に変換して吸収できる」という点です。
マイクロ波(高周波電磁波)の代表的な発生源としては、携帯電話基地局や地上デジタル波、無線LAN 、Wifi 、デジタル式コードレス電話機、そしてスマートメーターなどがあります。マンションなどの集合住宅の場合、お隣様から高周波電磁波が飛んでくるなんてこともありますね。
携帯電話基地局の場合はある程度の距離を飛んでくることも想定されます。
それらを遮蔽するためのシールドクロスとして、まずは最適な商品です。
そして、最大の特長である、「吸収」。
ほとんどの電磁波シールド材や電磁波シールド生地は「反射」により強度を低減します。
それに対してこの商品は「熱に変換して吸収」により強度を低減できます。
これにより高周波電磁波「乱反射」や「強度増幅」のリスクを防止できます。
少し難しい話になりましたが、、まとめると、
①天井や壁、床に敷設することで、外部からの伝播する電波を「遮蔽」します。
②さらに、室内で起こりうる高周波電磁波の乱反射や強度増幅を、「吸収」により減衰させます。
吸収を実現にしているのは、カーボン製という素材に由来しています。
かなり特徴的な商品であるため、部屋全体に施工し電磁波の影響を極力避けたい方にとっては、とても適した商品となってます。「電磁波低減住宅」を目指す方にとって、キーとなる素材かもしれませんね。
Check!

※スマートメーターとは・・電力をデジタルで計測し、メーター内に通信機能を持たせた次世代電力量計で、従来のアナログ式からの切り替えを各電力会社が進めております。

Try
商品イメージ
吸収効果の実験
1.Wifi ルータから照射される電磁波を、高周波電磁波測定器で測定。
測定開始の状態では、1.52m ワット/ ㎡を計測。
2.<反射実験>
Wifiルータの前に、電磁波を反射するシールド材を配置した状態。
反射シールド材により電磁波が増幅し 15.03 mワット /㎡に数値がアップ。
3.<吸収実験>
電磁波を反射するシールド材を、吸収するシールド材 (本商品: RN120UL)に置き換えた場合。
吸収シールド材により増幅が発生せず 1の写真と同レベルの 1.60mワット /㎡を記録。
高周波電磁波シールド効果
ルノワール【RN120】施工前裁断の様子
プラスチックラミネート処理されたルノワール【RN120】です。
施工例① ルノワール【RN120】を壁に施工
壁に施工していきます。ルノワール【RN120】はラミネート加工されているため施工時の繊維の飛散が抑制されます。
ルノワール【RN120】の上からボードを施工していきます。
ルノワール【RN120】を施工することで外部からの電磁波を防ぎます。また部屋内で発生する電磁波は反射を防ぎ、吸収し低減します。
施工後を測定
施工後測定器で数値確認:
0.00μワット/㎡で隣室壁から高周波伝播なし
加工や施工作業時の取扱注意事項
本商品のラミネート加工は薄くシールドクロス表面に貼ってありデリケートでカット時に剥がれる場合があります。またラミネートフィルムがはがれている場合でも電磁波シールド効果は保持され、不良品ではありません。また施工作業時、物をクロスに落としたり、乱暴に取り扱うと加工フィルムにヨレやキズが生じます。但し、万が一、ラミネートフィルムが破損してもまたはフィルムが部分的にない場合でも、高周波シールド効果には影響はありません。ご安心ください。丁寧かつ慎重な取り扱いをお勧めします。
本商品の上に必ず、壁紙、ボード、ベニヤ板などで覆うように仕上げてください。
不快な刺激(チクチクしたりかゆくなるような症状)を避けるために、加工や施工作業のとき、皮膚をガードする手袋や長袖の着衣などを使用することをお薦めします。できるだけクロス両端を触れないように心掛けて施工お願いします。
シールド材の配置
シールド材を電波が入る方向に配置します。
たとえばスマートメーターからの電波対策ならば、スマートメーターに隣接する壁の内面にシールド材を施工します。
RN120は電波の一部を吸収し、反射を最小限に抑えます。吸収されたエネルギーは、ごくわずかな、ほとんど測定できない量の熱として放出されます。

シールドしたいエリアよりも広めに貼ります
電磁波メーターを使ってイラストの通り施工エリアの電力密度を測定します
測定結果をみて不必要なエリア(イラストでは測定値が0から2)を除いた箇所に施工します


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